薄毛対策「五行編」(2/2)

みなさまこんにちは!!
大阪府豊中市で30年以上の経験を活かし、
薄毛対策をメインに「とらぐち鍼灸院」で施術をしています。
『鍼灸師YouTuber とらちゃんネル!!』鍼灸師とらちゃんです!!
前回は、東洋医学(中医学)の考えでは切り離せない基本の「五行」について書いていきました。
初めて聞く方が多いと思いますし、なかなか慣れないところだと思います。
しかし、自然のものだけで身体の状態を観察し、調子の良し悪しを判断しているのだから本当にすごいなと思います。
では、髪の毛のトラブル(特に薄毛)について、前に書いた「五行」を当てはめて、どれが関係してくるのか?
などを書いていきます。
まず、東洋医学では髪の毛の事を「血余(けつよ)」といいます。
血液の余りが髪の毛です。ってな感じ。
一言で言ってしまったらこんな感じです。
じゃあ、血液がしっかりあればいいんじゃないの?
見たいになりますが、ここからがポイントとなります。
髪の毛の成分=血余
血は五行で肝が深くかかわっています。
さあ、ここからです。
五行では「五華(ごか)」というものがあります。
これは、身体の健康状態がどこに現れるのか?というものです。
では、五行に当てはめてみます。
【五華】
木・肝 = 爪
火・心 = 顔色
土・脾 = 唇
金・肺 = 皮毛・産毛
水・腎 = 髪
となります。
はい、腎に「髪」となっています。腎は髪の毛と大きく関わっているのです!!
(東洋医学的になってきましたね~)
そして、「腎」は、精気を(大元のエネルギー)を出すところといわれています。
また、肝と腎は相性良くより深くかかわるといわれています。
「肝腎同源(かんじんどうげん)」
なんて言ったりします。
この考え方で、腎の「精気」が必要に応じで「血」となり同じ役割を持ったりするのです。
こう考えると、腎からの「血」も重要で、
よりエネルギーを持った「血」という位置づけとなります。
そういうことからも、「肝」と「腎」が深くかかわって髪の毛を構成するということですね。
簡単にまとめると、
「肝」は、髪の毛をぐんぐん伸ばしていこうとする役割。
「腎」は、髪の毛の栄養分。しっかりとコシのある切れにくい髪の内部。毛根も強くなる。
ということになります。
髪の毛は「肝」と「腎」が大きく関わりこうせいされるということです。
もちろん施術では、これに身体の状況を診ますので、肝と腎以外にもコントロールしていくことになります。
では、このホームページにも書いていますが、髪の毛のトラブルと大きく4つの証(カテゴリー)に分けています。
これまでの内容を踏まえてもう一度見てみましょう。
【髪の毛の薄毛になる4つの証】
・肝腎陰虚
〈肝・腎〉
体の中の(水分)うるおいが不足した状態です。
不足というのは、脱水ではなく水分を身体にめぐらす力の弱っている状態の事です。
〈肝〉
髪の毛でフォーカスするとしたら、肝の力でのびやかに髪の毛を伸ばしていく力が弱くなっている。
また、髪の毛に必要な栄養を頭に上昇させていく力が弱っている。
生きていれば必ず何かは消耗するので、ある意味ふつうの加齢ともいえますが、もともと栄養が少ないタイプは若くてもこちらに移行することも。
〈腎〉
細胞は、加齢とともに水分を保有できる割合が減ってしまいます。
また若くても、栄養を蓄えることが少なかったり得意でない体質の方がこのタイプです。
また、疲弊している場合もそうですね。
東洋医学では、
「陰」は、身体の中の栄養や水分のこと。
「虚」は、足りないこと。
栄養や水分が足りないことで髪の毛が抜けています。
- 頭頂部や生え際が気になる
- 髪が細い、髪が切れやすい
- 腰や膝がだるい
- 手のひらがほてることがある
- ぐっすり眠ったかんじがない
治療
身体の中の水分の巡らせる力を回復・向上させて、頭部へ行くうるおい成分を増やす。
エネルギーを蓄えられる力を補って、頭部を栄養できる状態にしていきます。
・瘀血
〈肝・(腎)〉
血のめぐりが悪く、不要な血で濁ってしまっている状態です。
血液は栄養分を運ぶ役割ですね。めぐりが悪いということは栄養分の巡りも悪くなるということです。
また、同時に不要なものも運び出してくれますがこの力も低下します。
必要な栄養がもらいにくくなり、不要物が停滞するので身体は疲れた感じやしんどく感じてしまいます。
東洋医学では、「瘀血(おけつ)」と呼ばれます。
瘀血が発生する原因はたくさんあるので、それぞれの原因に応じた対策を練る必要があります。
基本、肝が深くかかわっていますが、それを動かす腎の役割も関わってきます。
- 頭皮の色が悪い(黒っぽい)
- 顔色がわるい、目の下にクマがある
- 頭痛や生理痛など、薬を飲むほどの強い痛みがある
- シミやアザが多い
治療
血の巡りをよくすることで「瘀血」が改善され、それを継続することで「瘀血」ができにくい体質に変えていくことで、頭皮の状態を良くします。
・気血両虚
髪の毛を育てるための栄養と、それを届ける気力がない状態です。産後の女性の脱毛はほとんどこのタイプ。
エネルギーが枯渇した状態。
「何やってもめっちゃだっる~!!」っていうような感じです。
しんどくて食欲もわいてこないとか、しんどいですよね~。
主に〈肝〉がかかわっていますが、腎や脾・肺も関わってきます。
※脾は、食べたものを栄養に変えて全身に運べるようにするところ
肺は、栄養のひとつにする酸素を取り込むところ。 これが脾で作られた栄養を重なると「宋気」となります。
男性ならわかる??キン肉マンの額の「肉」の文字が白くなっている状態かな?
大量出血や大きな病後、または幼少期より虚弱な体質であった方も当てはまります。
ここでいう「気」とは、身体に必要な栄養の事で、食べ物はもちろん、呼吸による酸素も入ってきます。
疲れちゃって、消化しにくくなったり寝るためのエネルギーも減っているような状態。
- 髪の毛が細い
- 髪の毛のボリュームが少なくなってきた
- どちらかというと食が細いほう(欠食もする)
- 便秘か下痢があり、すっきりしない
- 夜中に目が覚めることがある
治療
胃腸の動きをととのえ消化がしっかりとできるようにします。
そして、食べたものの栄養分を全身に巡りやすくなるようにします。
食べ物からしっかり栄養を吸収できるようになれば、毛髪への栄養の補充も可能となり、頭部を栄養できる状態にしていきます。
また、栄養が巡りだすと必要な血液を作ることもできます。
・血熱
これまでの3つが「○○虚」みたいにエネルギーが足りていないというような感じでしたが、
これだけは熱がこもりオーバーヒート状態です。
エネルギーを止めることができなくて暴走しちゃってる感じです。
東洋医学(中医学)の考えは、エネルギーがないのも良くないし、ありすぎてもバランスが良くないとします。
身体の中の熱が、頭部にこもっている状態です。
熱が発生する原因は、長期間の悩み事(ストレス)や、お酒の飲みすぎ、食べ物の不摂生(油物の過食)など。
特に肝の熱が暴走して頭のほうにこもってしまうことで、本来の髪の毛についての仕事がしにくくなっている状態。
東洋医学では、「血熱」とよばれます。熱がありすぎると水分が蒸発するので、髪の毛を栄養するための成分が水分が少なすぎて濃縮されてしまい働けなくなっている。
台所の配水管が脂分で詰まっちゃって、水が十分流れなくなったような感じ?
また、このタイプになっている方は、血熱により髪の毛・毛根が痛んでいることが多いので、アプローチを仕掛けるといったん傷んだ髪の毛を排除しだします。
その後、しっかりとした髪の毛が生えてくるという「初期脱毛」が起こりやすい状態です。
- 突然髪の毛が抜け始める
- 全体的にではなく、その部分だけ脱毛する
- 目が充血しやすい、顔が赤い
- 鼻血や、歯茎からの出血がある
- イライラしやすい
- 生活の優先が髪の毛の事ばかり考えてしまい、手につかなくなる
治療
身体の中の熱を冷まし、熱で滞ってしまった栄養を補うことで、髪の毛を増やしていきます。
熱が下がりやすくなった状態から、身体機能が活動しやすい状態にしていきます。
大体こんな感じでしょうか?
アプローチの事まで記載したので、「肝」と「腎」だけではなくなっていますが、
これをベースとして、施術ではその方に合わせて通常の状態に近づけるようなことをしていきます。
もちろん、鍼灸施術を選ばれた方でも、お薬を服用していたり、違うアプローチをされている方もいると思います。
合う・合わないはそれこそ個人の身体状況によりますが、鍼灸施術と並行して行ってもなんら問題ありません。
ただし、お酒の飲み過ぎや、たばこについてはどちらも恒常的に身体の状態を悪化させてしまうので、髪の毛には不利となります。
これは、またどこかのタイミングで違うブログを書くかもしれません。
鍼灸の施術を組み合わせた髪のお悩みのへのアプローチは、このようにして、各個人の身体状況に合わせます。
「髪の毛が生えるための直接的なアプローチ」
「身体の状態を改善して髪の毛の生えやすい土台つくりをする」
この2つを同時進行で行えるのは、鍼灸施術以外そうそうないやりかただと思います。
もし、今すでにお悩みの方・お知り合いでお悩みという方などいらっしゃいましたら、こういう方法もあるということをぜひともわかっていただければよいなと思います。
To Be Continued...
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